歴史ある建造物と豊かな自然の両方を楽しめる鎌倉は、日常から離れてホッとひと息つきたいときにおすすめの観光地です。
なかでもお出かけしやすい初夏に、魅力ある鎌倉での観光を計画している方は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、初夏の鎌倉を一泊二日で楽しめるモデルコースをご紹介します。
風情あふれる鎌倉を、爽やかな初夏に満喫する旅にするためにも、ぜひご覧ください。
1日目:歴史と情緒あふれる鎌倉をお散歩
今回ご紹介するモデルコースは、鎌倉駅の隣の駅にあたる北鎌倉駅からスタートします。
1日目は、北鎌倉の伝統的な寺院を見て回りながら、鎌倉の中心地に向けてゆったりとお散歩を楽しみましょう。
北鎌倉で美しい寺院を巡る
北鎌倉は、活気あふれる鎌倉と比べて落ち着いた雰囲気の街で、穏やかな朝を過ごせます。
以下、北鎌倉から鎌倉に向かう道中で参拝できる2か所の寺院をご紹介します。
最初に向かうのは、北鎌倉駅を出てすぐの場所にある円覚寺(えんがくじ)です。
三門をくぐった先に見える仏殿には、金色の華麗な宝冠が特徴の宝冠釈迦如来像が祭られており、天井には迫力満点の白龍図が描かれています。
どちらも見応えがあるので、仏殿を訪れた際はぜひ頭上にも注目してくださいね。
また、円覚寺の庭園にある妙香池と百鷺池は、国の名勝にも指定されており、青々とした木々が水面に映る美しい景色を、初夏の爽やかな風と共に味わうことができます。
続いてご紹介するのは、円覚寺から歩いて10分ほどで到着する明月院(めいげついん)です。
こちらは、初夏の時期には欠かせないあじさいを楽しめる名所として知られており、別名“あじさい寺”ともよばれます。
本堂から庭園を望む大きな丸窓からは、初夏にはあじさい、そして秋には紅葉の景色を堪能できます。
季節によって変わる景色をバックに撮影する写真は非常に映えることから、人気の撮影スポットです。
特にあじさいが見頃の初夏には、写真を撮りたい参拝者で列ができるため、撮影を希望する方は時間に余裕をもって訪れるとよいでしょう。
小町通りで名物の食べ歩きグルメを堪能する
寺院を巡ってお腹が空いたら、小町通りで食べ歩きを楽しんでみるのはいかがでしょうか。
明月院から小町通りまでは30分ほど歩きますが、道中にも鎌倉の風情を味わえる寺院がいくつかあるので、時間を感じさせないお散歩になるでしょう。
小町通りは、“極上 鎌倉メンチカツ”のメンチカツや、“はんなりいなり”のミルフィーユカップ寿司など、子どもから大人まで楽しめる食べ歩きグルメが盛りだくさんの場所です。
ここでは、なかでもおすすめの名物スイーツを厳選してご紹介します。
疲れた体に甘いものを求めている方には、“豊島屋 瀬戸小路”の手焼きわっふるがおすすめです。
豊島屋 瀬戸小路は、鎌倉の定番土産である鳩サブレーでおなじみの“豊島屋”がオープンした、小町通り限定のワッフル専門店です。
職人が一つひとつ丁寧に焼き上げたワッフルは、あんずジャムをはじめ、クリームチーズや小豆あんなどの8種類の味があるので、お気に入りの味を見つけてみてください。
また、“鎌倉茶々”の抹茶アイスも、小町通りを代表する人気のスイーツです。
静岡県の極上本抹茶を使用した抹茶っ茶ジェラートは、抹茶の濃さを5段階から選ぶことができます。
ほのかな抹茶の風味を感じる優しい味わいのLevel 1と、コクと深みのある抹茶を楽しめるLevel MAXを食べ比べてみるのもよいですね。
食べ歩きを楽しむ際は、周りに人がいないところで立ち止まって食べる、またはお店のイートインスペースを利用するなど、周囲の人々に迷惑がかからないように注意しましょう。
古き良き名所!鶴岡八幡宮で歴史に触れる
小町通りで小腹を満たしたあとに立ち寄りたい名所は、北に5分ほど歩いたところにある鶴岡八幡宮(つるがおかはちまんぐう)です。
鶴岡八幡宮は、武士たちの守り神とされ、鎌倉の歴史を見守ってきたシンボルのような存在です。
神社の入り口には立派な鳥居があり、参道を通って石段を登ると、美しく荘厳な朱色の本宮が姿を現します。
また、広い境内にある源氏池や太鼓橋の周辺には、豊かな自然が広がり、四季折々の植物が景色を彩ります。
そのなかでも、新緑のもみじからは、初夏ならではのさわやかな風情を感じられることでしょう。
由比ヶ浜の夕景と海の幸ディナーで特別な夜を過ごす
鎌倉旅行の1日目も終わりに近づき、日が暮れてきたら、由比ヶ浜の絶景を見にいきましょう。
由比ヶ浜は、全長約890mの広々としたビーチで、夏には海水浴に訪れる多くの人々で賑わいます。
夕暮れどきに向かうと、夕日でオレンジ色に染まった空の色と、広大な海の色が混ざった、ロマンチックな風景を堪能できます。
そんな景色と共に、海の幸の豪華なディナーを楽しめるレストランとしておすすめなのが、“Ocean Harvest Cocomo”です。
なかでもこのお店の名物は、産地直送の新鮮な牡蠣を使用した料理で、生牡蠣はもちろん、香草焼きやアヒージョなど、さまざまな調理方法で牡蠣を楽しめます。
さらに、種類豊富なワインや鎌倉ビールといった、海の幸に合うおいしいお酒もいただけるので、非日常を味わう一日の締めくくりには最適ですよ。
2日目:海と絶景を満喫!江ノ島リゾート旅
2日目のメインは、自然豊かな江ノ島観光です。
江ノ島は、都心からのアクセスも良く、気軽に非日常を満喫できるところが魅力の観光スポットです。
江島神社でさまざまなご利益をいただく
江ノ島に到着したら、各所にパワースポットのある江島神社(えのしまじんじゃ)を訪れましょう。
江島神社では、三姉妹の神様が祭られており、辺津宮(へつみや)と中津宮(なかつみや)、そして奥津宮(おくつみや)の三社を参拝できます。
辺津宮の境内に位置する奉安殿には、日本三大弁財天の一つである妙音弁財天が安置されており、音楽や芸能の上達にご利益があることで知られています。
そのほかにも、正しい方法でくぐるとご利益が得られる“茅の輪”や、3回撫でると願いが叶う“打ち出の小槌”など、体験型のパワースポットが満載の神社です。
展望灯台からの絶景を楽しむ
江ノ島では外せないもう一つの観光スポットが、江の島サムエル・コッキング苑という公園施設の中に建てられている、展望灯台の江の島シーキャンドルです。
屋外エスカレーターの江の島エスカーに乗って、ガラス張りの展望フロアに向かい、初夏の穏やかな湘南と江ノ島の街を一望しましょう。
天候が良ければ、富士山や伊豆半島から、東京スカイツリーまで眺望でき、日常ではなかなか味わえない景色を心ゆくまで楽しめます。
江の島サムエル・コッキング苑には、ギャラリーやお土産が買えるショップも併設されているので、ぜひお立ち寄りください。
江ノ島名物の生しらす丼をいただく
昼食には、“しらす問屋 とびっちょ本店”で、江ノ島名物の生しらす丼をいただきましょう。
このお店が提供する生しらす丼には、その日に獲れたしらすしか使われていないので、新鮮な味わいを楽しめます。
当日の漁でしらすの収穫量が少なければ、早い時間にしらすが完売することもあるため、お店のSNSで更新される入荷情報をチェックしたうえでお店に向かってみてください。
自然を堪能できる初夏の鎌倉で、一泊二日の旅を楽しもう!
今回は、初夏の鎌倉を一泊二日で満喫できる、おすすめのモデルコースをご紹介しました。
北鎌倉や鎌倉の寺院では、美しい庭園に映える緑の葉やあじさいを楽しむことができます。
また、由比ヶ浜や江ノ島に向かうと、初夏の爽やかな海風を感じながら、おいしいご当地グルメを味わえます。
涼しくお出かけできるこの季節に、鎌倉の風情ある街並みと自然を堪能しましょう。
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