2月は、まだまだ寒さが残るものの、少しずつ冬が終わりを告げ、早春の彩りに包まれる頃です。
そんな季節の鎌倉観光では、定番スポットを巡るだけではなく、いつもと違う楽しみ方をしてみませんか?
2月の鎌倉では、梅や河津桜などが「花の名所」で開花するため、春の息吹を感じられます。
そこで今回は、2月の花に着目し、季節の花を巡るモデルコースを紹介します。
少し早めの春を見つけたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
【項目別に見る】2月の鎌倉の様子とは?
これまで、一度は鎌倉に訪れたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
鎌倉は、四季折々の景色や歴史ある神社仏閣を楽しめる、魅力が詰まった観光地です。
ここでは、【気候】【観光客数】【イベント・見どころ】の3つの項目別に、2月の鎌倉の様子を見ていきます。
鎌倉旅行の計画や服装を決める際にも、ぜひお役立てください。
【気候】晴れの日が続く絶景を楽しめるシーズン
2月の鎌倉は、平均気温10℃と冷え込む日が続きます。
寒さはまだ厳しいですが、晴れる日が多く、空気も澄んでいます。
そのため、富士山や江の島を一望でき、絶景を楽しめるシーズンです。
鎌倉の山々から鎌倉の街並みを楽しむのもよいですし、海岸沿いから海と一緒に富士山を眺めるのもおすすめです。
もし、海岸沿いから鎌倉の贅沢な景色を見たいなら、「稲村ヶ崎海浜公園」はいかがでしょうか。
この公園は、絵に描いたような美しい風景を見渡しながら、芝の上でのんびりくつろぐことができる憩いの場となっています。
海岸沿いを訪れる際は、海風でより寒さを感じやすいので、マフラーや手袋を着用し、暖かい服装で出かけましょう。
【観光客数】穴場の観光シーズン
鎌倉は一年を通して観光客で賑わいますが、2月は比較的、混雑が落ち着きます。
それは鎌倉に限らず、年末年始に帰省や旅行に出かける人が増えた反動で、2月は観光地に人が集まりにくい状態になるからです。
鎌倉市観光データ分析レポートによると、2023年2月の鎌倉の観光客数は、1月と比べて約30万人減少したとされています。
人が少なく、のんびり鎌倉を散策できる2月は、できるだけ混雑を避けたい方には、絶好の観光シーズンと言えそうです。
参照元:鎌倉市観光データ分析レポート 2023年2月[PDF]
https://trip-kamakura.com/uploaded/attachment/1580.pdf
【イベント・見どころ】2月ならではの催し物や景色を楽しめるシーズン
2月の鎌倉では、さまざまな神社仏閣で開催されるイベントを楽しめます。
代表的なものとしては、2月1日と3日に鶴岡八幡宮や建長寺、長谷寺などで開かれる「節分祭」が挙げられます。
節分祭とは、神事やお祓いなどの祭儀のあと、「鬼は外、福は内!」の掛け声とともに、福引つきの豆が撒かれ、新しい年の幸福を祈る行事のことです。
裃姿の年男・年女が福豆を撒き、参拝者に福を分け与えるシーンはおなじみですが、鎌倉の節分祭は神社ごとに、執り行う儀式が違います。
2月初旬に鎌倉で神社仏閣を巡る際は、その違いを見つけてみるのも楽しいかもしれません。
また、鎌倉の2月は、春の花が開花し始める時期でもあります。
「花の寺」ともよばれる花の名所も数多くあり、少し早めの春を見つけながら散策することもできます。
鎌倉で見られる代表的な2月の花は、梅、黄梅、マンサク、そして鎌倉宮などに咲く河津桜です。
せっかく鎌倉を訪れるのであれば、2月の行事や景色を楽しみ、思い出をより濃いものにしたいですよね。
2月の鎌倉観光におすすめ!春の花を巡る鎌倉モデルコース
鎌倉といえば、紫陽花や桜など「四季の花々が楽しめる街」というイメージをもつ方も多いのではないでしょうか。
そんな花の名所でもある鎌倉を訪れたら、2月も花散歩といきたいものです。
ここからは2月の鎌倉旅行で、花の名所を丸ごと楽しむモデルコースを紹介していきます。
JR鎌倉駅から海蔵寺、鶴岡八幡宮、長谷寺、収玄寺の順番で巡るプランです。
2月ならではの鎌倉旅行を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
趣のある梅の名所「海蔵寺」
JR鎌倉駅西口から徒歩で約20分の「海蔵寺 (かいぞうじ)」は梅の名所であり、四季を通して花が咲く、鎌倉の花の寺の一つです。
2月中旬~3月中旬頃まで紅梅や白梅、淡紅梅にくわえて、枝垂れ梅を楽しめます。
同じ時期、梅のほかには、フクジュソウやスイセンなどを見ることもできます。
自然豊かで落ち着いた雰囲気のあるお寺なので、趣のある景色に出会えますよ。
また、海蔵寺には薬師如来が祀られ、健康長寿や無病息災などのご利益をいただくことができると言われています。
花を楽しみながら、参拝も忘れずに行ってくださいね。
華やかでかわいらしい冬ぼたんが咲き誇る「鶴岡八幡宮」
海蔵寺から徒歩15分ほどで到着する「鶴岡八幡宮 (つるおかはちまんぐう)」では、1月上旬~2月中旬まで冬ぼたんを見ることができます。
鶴岡八幡宮の源治池のほとりには、創建800年を記念して作られた回遊庭園である「神苑ぼたん園」があります。
庭園内には、約100品種・1,000株ものぼたんが植えられており、美しく咲き誇る姿に圧倒されること間違いなしです。
ぼたんは別名「富貴花」と言われ、富を象徴する縁起の良い花です。
新しい春を迎える前に、凛と大輪を咲かせるぼたんの姿を見れば、ご自身の気持ちも高まるかもしれません。
鎌倉のおいしさを堪能できる「小町通り」
鶴岡八幡宮を訪れたあとは、小町通りで食べ歩きしながら鎌倉駅に向かいましょう。
小町通りには、食べ歩きやお土産探しにもぴったりな250以上もの店舗が軒を連ねています。
ここでは、お団子や抹茶スイーツなど、見た目も味も満足できるグルメを堪能してみませんか?
数あるお店のなかでもおすすめしたいのは、お団子専門店の「さくらの夢見屋」です。
さくらの夢見屋では、いそべやみたらしなどの定番の味にくわえて、さくら餡や紫陽花団子など鎌倉らしさを感じられるような珍しいお団子も揃っています。
お団子の見た目も、色鮮やかでかわいいものが多いので写真映えもばっちりです。
季節限定のお団子も販売されているので、2月限定のお団子を食べれば、より思い出にも残りそうですよね。
季節問わず美しい境内が魅力の「長谷寺」
江ノ島電鉄長谷駅から歩いて5分ほどのところにある「長谷寺 (はせでら)」も、紫陽花が咲き誇るお寺として知られる花の寺です。
長谷寺は紫陽花の季節だけではなく、梅の季節も見ごたえ十分です。
境内には、約40本の梅が植えられており、枝垂れ梅や白梅、冬至梅など多くの種類の梅があります。
1月下旬~3月上旬に見頃を迎える花々が多く、境内を華やかに彩る様子は、暖かな春を感じさせる眺めです。
特に、山門を抜けた先にある放生池の周辺に並ぶ梅は絶景で、かわいらしい桃色の景色を楽しめます。
梅のほかには、河津桜や椿、蝋梅なども植えられているため、存分に春の花と触れ合うことができますよ。
小さな贅沢を味わえる「収玄寺」
長谷寺から長谷駅に戻りながら、最後は「収玄寺 (しゅうげんじ)」に向かいます。
収玄寺は、ひっそりと佇む小さなお寺ですが、四季折々の花を見られる穴場スポットです。
2月下旬に見頃を迎えるのは、梅やスイセン、センリョウです。
また、収玄寺の境内には「蕪珈琲」というカフェがあり、境内の花々を眺めながら珈琲やスイーツを味わうことができます。
店内の音楽にもこだわった唯一無二のカフェで、ほっと一息ついてみてはいかがでしょうか。
鎌倉で花巡りを楽しむ際のポイント
花巡りする際の重要なポイントは、花の見頃を意識することです。
鎌倉には、さまざまな花の名所がありますが、開花のタイミングが合わず、花を見られなかったという経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そうならないためにも、花の開花状況を確認し、見頃に合わせて旅行計画を立てるのがおすすめです。
種類やその年の天候などによって開花時期が異なるものの、一般的に梅の見頃は、2月中旬~3月上旬とされています。
鎌倉のなかで、もっともはやい時期に開花すると言われている梅は、荏柄天神社にある寒紅梅です。
この梅は、1月中旬頃に開花し、1月下旬~2月上旬で満開となります。
寒紅梅が見頃のタイミングが、ほかの梅が開花する合図にもなりますので、一つの目安として覚えておくとよいでしょう。
2月の鎌倉旅行は季節の花を巡って、春を探しに行くのがおすすめ!
いかがでしたでしょうか。
空気が澄んだ2月の鎌倉は、富士山や江の島を一望でき、絶景を楽しめるシーズンです。
そんな季節の鎌倉では、梅や河津桜などの花の名所を巡ると、少し早めの春を見つけることができ、心も癒されます。
観光する際は、開花状況や天候の確認を忘れずに行ってくださいね。
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