いわずと知れた観光名所である鎌倉は、東京や横浜からのアクセスが抜群でありながら、古都の風情を感じられ、観光地としての魅力にあふれています。
しかし、観光スポットが盛りだくさんだからこそ「鎌倉には行ってみたいけど、どこから巡ったらいいのかわからない」という方も多いはず。
そこで本記事では、初心者でも1日で鎌倉を満喫できるおすすめの散策コースを紹介します。
ぜひ本記事を参考に、鎌倉観光をお楽しみください。
【初心者向け】鎌倉の魅力が凝縮されたおすすめの散策コース
海と山という自然に囲まれた鎌倉の街には神社仏閣が点在しており、さらに美味しいグルメを楽しめる店も数多くあります。
それでいて、鎌倉は街全体がコンパクトにまとまっており、1日でも観光を満喫できてしまう点がなんとも魅力的です。
ここでは、そんな鎌倉を1日で味わい尽くす、初心者におすすめの散策コースを紹介します。
①鎌倉駅を出発する
今回は、鎌倉駅をスタート地点とした散策コースを紹介します。
鎌倉駅にはJRと江ノ島電鉄、通称「江ノ電」が乗り入れています。
鎌倉駅は都心から電車で約1時間、横浜からは約30分の立地にあり、都内の新宿駅から乗り換えなしで向かうことも可能です。
せっかくの鎌倉観光ですから、鎌倉駅へは朝早めに集合することをおすすめします。
②鶴岡八幡宮へ詣でる
鎌倉駅に到着したら、いよいよ鎌倉観光のスタートです。
まずは鶴岡八幡宮(つるがおかはちまんぐう)に向かいましょう。
鎌倉駅東口を出て少し歩くと、「若宮大路(わかみやおおじ)」と呼ばれる鶴岡八幡宮への参道が見えてきます。
この若宮大路沿いを15分ほど歩くと、鶴岡八幡宮に到着します。
鶴岡八幡宮は鎌倉を代表する有名な神社であり、鎌倉に行ったことがない初心者の方でも一度はその名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
鎌倉幕府の初代将軍である源頼朝に縁のある神社であることから、出世や勝負事にご利益があるパワースポットとしても有名です。
さらに境内全体が、「龍脈」と呼ばれる強いエネルギーの地脈に囲まれているそうで、再生力の向上や癒しの効果もあるのだとか。
鶴岡八幡宮に詣でて、日常で疲れた身体にパワーをチャージしましょう。
なお、運がよければ自然豊かな境内で野生のリスを見ることもできるかもしれません。
野生とはいっても、境内のリスは人に馴れており近くによってくるため、小動物が好きな方はぜひ、リスの写真を撮ってみてはいかがでしょうか。
③「小町通り」で食べ歩きを楽しむ
鶴岡八幡宮に詣でたら、鎌倉の目抜き通りである「小町通り(こまちどおり)」で小腹を満たしましょう。
ちなみに、鎌倉は美味しいスイーツが多い街でもあります。
特におすすめのスイーツは鎌倉に本店を置くチョコレート専門店「cacao(カカオ)」のエクレアです。
cacaoのエクレアはガナッシュとクリームすべてに芳醇な本格チョコレートが使われており、チョコ好きにはたまりません。
またサイズ感も小ぶりで、食べ歩きにはうってつけです。
小町通りには、今回紹介したcacao以外にも魅惑の食べ歩きグルメがたくさんあるため、ぜひ鎌倉のグルメをお楽しみください。
④鎌倉大仏へと向かう
鶴岡八幡宮と小町通りのスイーツで心身ともにエネルギーをチャージしたら、続いて鎌倉大仏へと向かいましょう。
鎌倉大仏へは、下記に挙げたように、いくつかアクセスの方法があります。
鎌倉大仏へのアクセス方法
- 鎌倉駅から直通バスに乗る
- 長谷駅から徒歩で移動する
- 北鎌倉駅からハイキングコースを歩いて移動する
葛原岡(くずはらおか)・大仏ハイキングコースは1時間半程度で歩けるコースで、ハイキングとはいっても標高は最大でも150メートルほどと、初心者向けのルートです。
雄大な鎌倉の自然と触れ合いながら、身体を動かしてみてはいかがでしょうか。
ちなみにハイキングコース上には、歴史ある神社仏閣が点在しています。
なかでも、通称・銭洗弁天(ぜにあらいべんてん)や、京都の伏見稲荷のように、鳥居がいくつも連なっている助稲荷(さすけいなり)神社は有名です。
一方で、禅寺の浄智寺(じょうちじ)はあまり知られていませんが、静寂で幽玄な雰囲気が素敵な寺院ですので、ぜひ立ち寄っておきたいところです。
また、鎌倉には随所に山を切り開いて作った「切通し」とよばれる古道があります。
自然豊かな初心者向けハイキングコースを歩きながら、いにしえへ思いを馳せてみることも鎌倉観光の醍醐味ではないでしょうか。
鎌倉大仏へ移動される際は、ご自身の体調や季節に合わせて、移動手段をお選びください。
⑤国宝「鎌倉大仏」を「探検」する
いよいよ有名な鎌倉のシンボル、国宝「鎌倉大仏」に到着です。
鎌倉大仏は、高徳院(こうとくいん)という浄土宗の寺院の本尊として境内に鎮座しています。
国宝にも指定されている鎌倉大仏は、国内のほかの大仏の多くが災害や戦禍で失われてしまったなかで、良好な保存状態を保っている貴重な大仏のひとつです。
一方で、具体的な建立時期や製作者といった詳細は不明な点も多く、謎多き仏像という側面も持ちあわせています。
そんな鎌倉大仏は、なんと大仏内部に入れる「胎内拝観(たいないはいかん)」が可能です。
ぜひ旅の思い出に大仏の内部の「探検」に挑戦してみましょう。
⑥ビストロ「ボータン」で少し遅いランチをとる
観光スポットをいくつか巡ってお腹が空いてきたタイミングで、ビストロ「ボータン」でお昼にしましょう。
ビストロ「ボータン」は大仏通りからすぐ裏路地に入ったところにある、フレンチレストランです。
敷地内には手入れされた美しい緑が溢れ、爽やかな店構えとなっています。
ここでは鎌倉で採れた新鮮な野菜と、魚介類を使った料理が楽しめます。
メニューは日によって変わるため、おすすめを聞いておきましょう。
⑦長谷寺へ参拝する
鎌倉観光の午後の最初のスポットは長谷寺(はせでら)です。
鎌倉大仏や鶴岡八幡宮に比べると、知名度は落ちますが、長谷寺も鎌倉観光においては、はずせないスポットです。
長谷寺の魅力はなんといっても四季折々の花を楽しめる、美しい回遊式の庭園でしょう。
春は桜、夏はあじさいや桔梗、秋は紅葉、そして冬は椿と、1年を通して季節それぞれの自然を楽しむことができます。
また、境内の「見晴台(みはらしだい)」は、鎌倉市街と相模湾が一望できる絶景スポットです。
鎌倉でも指折りの隠れインスタ映えスポットでもある長谷寺で、ゆったりとした午後のひとときをお楽しみください。
⑧由比ヶ浜の砂浜を歩く
鎌倉といえば忘れてはならないのが海です。
由比ヶ浜(ゆいがはま)は鎌倉の豊かな自然のひとつである「海」を堪能できるスポットです。
由比ヶ浜の砂浜は目の前に広大な相模湾が、背後に鎌倉市街を取り囲む雄大な山々が迫り、改めて鎌倉の自然の豊かさを実感させられます。
また、由比ヶ浜から少し歩いたところにある稲村ヶ崎(いなむらがさき)公園からは、天気さえよければ富士山に沈む美しい夕日を眺めることができます。
忙しい毎日だからこそ、由比ヶ浜の砂浜を歩き、富士山に沈みゆく夕日を眺めながら、なにも考えずに「ボーっと」してみてもよいのではないでしょうか?
⑨鎌倉駅近くのカレー屋「キャラウェイ」で夕食を食べる
鎌倉観光は、ぜひ鎌倉駅前「小町通り」からすぐの「キャラウェイ」で締めましょう。
「鎌倉=カレー」のイメージは無いかもしれませんが、キャラウェイのカレーは絶品で行列ができるほど。
鎌倉観光のあとは、スパイスの効いたカレーを食べて、しっかりとスタミナをチャージしたいですね。
ちなみにキャラウェイのカレーは普通盛りでもかなりボリュームが多いため、女性の方は少なめを注文するほうがよいかも知れません。
初心者必見の鎌倉散策コースで鎌倉観光をお楽しみください
今回は、初心者でも1日で鎌倉の魅力を味わい尽くせるおすすめの散策コースを紹介しました。
鎌倉は都心に近い立地でありながら、美しい自然や風情のある神社仏閣、そして数々のおいしいグルメスポットが所狭しとひしめいています。
今まで、なかなか鎌倉へ足をのばせなかったという方も本記事を参考に、ぜひ日帰りの鎌倉観光へチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
また鎌倉で人気のアパレルショップ、キーメモリー直営店も鎌倉の「江ノ電」長谷駅にございます。
鎌倉発のファッション文化を発信していますので、ぜひお立ち寄りください。
店舗情報
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